トヨタ自動車 専務役員 牟田弘文様インタビュー2|若手を上手に育てるこつとは?

2015ものづくり総合大会のオープニングセッション講演者 トヨタ自動車 専務役員 牟田弘文様にお話を伺いました。(2015年2月18日ご講演、お役職はインタビュー当時、以下敬称略)

ものづくり総合大会はこちらから。

若手を上手に育てるこつとは?

新先生(企画委員長):
講演をお聞きして、工場で横串の活動をやって、しかもその仕組みを上手く若手を育てるのに使われているのは驚きました。

牟田:
若手は色々な事を考えてくれます。
いろんなことを自分で考えさせると、頭がやわらかいので様々な発想がでてきます。

新先生:
専門職の方と組ませるというお話もされていましたね。

牟田:
当社には技能五輪で金メダルをとる方もいます。
スタッフと技能系が一緒になって面白がって様々な取組をやってくれます。

新先生:
すごくいいですね。
いろいろな発見があると思いますし技術コミュニケーションもできますね。

牟田:
例えば従来ですと、型をとって6工程でやらなきゃできなかった事が4工程でできるようになったりします。

新先生:
午前中、日野自動車の蛇川さんが貢献賞を受賞された際に「私は若いころ(トヨタ自動車時代)に厳しく指導された」とおっしゃっていたことを思い出しました。

牟田:
厳しい方も多いですが、厳しい中で楽しくやっていると思います。

予算の厳しいときに「知恵をだせ」といわれたのですが、今考えるとよかったと思います。
今ではお金を使ってやるようなことを、自分で考えることで解決していました。

松元(日産自動車 取締役副社長):
昔の厳しさと今の厳しさの違いはありますでしょうか?

牟田:
質は変わっていると思います。
今は本当に大変だと思います。

燃費規制などの規制が、次々に出ています。
本当に今のままだと大きなものがつくれなくなってしまう。
いかにそこをクリアしていくかが課題だと感じています。

新先生:
さらに作っている台数がものすごく多いですものね。

松元:
これはやはりトヨタさんには意欲の高い人が入ってくるからできるのでしょうか。
ある程度レベルが高くて車が好きな人が入ってくるからそれだけやれるのでしょうか。

牟田:
実は車好きはそこまで多くないと思います。
ただ、仕事で触れて車に乗ってみると楽しくなっているようです。

松元:
興味を持たせているわけですね。

牟田:
そうです。
いろんなところでトヨタの技術会というのがあって、車を作っていたりします。
そういう事も、ものづくりの楽しさだと思います。

松元:
目標を作って、若い人が実行して、目標が終点ではなくて通過点であるという。
そういう繰り返しがトヨタさんなのですね。

牟田:
目標の達成で止まってしまってはダメですね。

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