アサヒビールインタビューその2|調達に求められる役割の変化とは?

CPPホルダーのアサヒビール 門倉泰昭さん(研究生産本部 調達部 部長)、黒川哲平さん(研究生産本部 調達部 原料グループ 副課長)を訪問しました。
日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略)

調達に求められる役割の変化とは?

(安部)
CPP資格制度をご活用いただく前にも、いろんな教育をされていたと思いますが、従来の教育を補完する使い方をしていただいたのでしょうか?

(門倉)
そうです。
もう一つ、背景としていえるのは、このスタディーガイドにも書いてありましたけど、調達の業務自体に求められる役割が変化してきていることが挙げられます。

受動的ではなく能動的に社外に対しても社内に対しても働きかけることを求められていると思います。
その際に、きちんとした理論的な考え方を持って戦略を提案していかなければなりません。

その為の考え方の基盤を作っていく、我々の業務を進化させていくステージに、ちょうどCPP資格制度のスタディーガイドの考え方がフィットしていたと思います。

そういうことが、スタディーガイドの中でも訴求されていると思いました。

過去にも、他の団体の資格で個別のテクニカルスキル資格はありましたが、調達業務での基礎知識の資格は、日本ではCPP資格制度がはじめてだったと思います。

そして我々の考え方、やりたいことにフィットしたと感じています。

(安部)
具体的には、どのような変化でしょうか?

(門倉)
まだまだ我々もやっている途中ですけれど、従前は、仕様スペックが決まってから数量を時間に間に合わせるように調達するというやり方でした。

今は、開発段階でマーケティング部門、研究開発部門と一緒に話し合い、より品質の高い物、必要量を最適なコストで調達するために上流工程からはいりこんでいる。

サプライヤーさんにも早い段階でも打合せをしていく。
そういうふうに変わってきています。

従来のやり方では、安定調達、品質、コスト最適化が実現できないところまで環境が変わってきているのです。

そのために、なるべく早い段階で働きかけるように業務プロセスが変化しています。

そのプロセスに対応するためには、我々バイヤーにもさまざまな知識が必要ですし、社内、社外と、きちんと論理的なコミュニケーションをしなければいけない。

その際の考え方の整理としてCPP資格制度のスタディーガイドに書いてあることを使っています。

(安部)
なるほど。

(門倉)
食品会社の調達部門というのは、絶対的に人員が少ないのです。
ローテーションをしているとはいっても調達業務を経験していない方が、社内にもまだまだ少なくないので、どうやってわかりやすく調達の仕事、やりたいことを説明するか、というのも重要なファクターだと思っています。

その時に、「こういう考え方でマネージャーも担当者もやっていますよ」とわかりやすく伝える、考え方の整理にも活用できています。

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