三菱化学エンジニアリングインタビューその3|CPPを勉強して役にたったことは?

リスクとコストのバランスを考えながらも、積極的に海外調達を進めていく、そういう姿勢でやっています。

CPPホルダーの三菱化学エンジニアリング 横大路裕紀さん(調達本部 調達2部 海外)を訪問しました。
日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

CPPを勉強して役にたったことは?

(安部)
なるほど、細かいところでは、違いはあると思いますが“買う仕事”という意味では、共通性があると。

化学系・装置産業系の方にとっても活かせるというのは、考え方や姿勢といったところでしょうか?

(横大路)
はい、その通りだと思います。例えば、戦略の立て方というのは、直接材も間接材もどちらも同じだと思います。

確かに細かい違いはあるのですが、技術部門や開発部門と連携をとってアプローチしていく戦略もそうですし、進め方もそうですね。

ガイドのはじめに、戦略と戦術の違い、それの立て方、進め方が書いてありますが、そういったところは、当時の私には足りないところだったと思います。

その足りない部分を勉強して身につけることができたなと思っています。

このガイドブックは、法規的なところ、コンプライアンス、あるいは、ビジネスマナー、倫理管理なども詳しく書かれていると思います。

購買システムといったところもありますし、そういった面でも、我々の普段行っている業務の参考になりましたよ。

(安部)
実務にも活かされていますか?

(横大路)
はい。実務面でも役に立っていますね。

受験当時は国内ベンダーさんとのお取引というのが中心だったのですが、このガイドブックを通じてグローバル調達といった知識にもふれていたので、今の海外調達という仕事でも役に立っていますよ。

海外調達の使命とは?

(安部)
海外実務の調達をされていて、安定した品質が求められたり、デリバリーの問題などが発生するかと思います。

横大路さんにとって、実務の中でここの壁を乗り越えたいな、早く解決したいなっていう課題はどのようなものでしょうか?

(横大路)
海外調達経験2年半のなかで、プロジェクトや個別の機器といった調達を経験してきました。

国内調達だと、マイナーチェンジがあったとしても、ある程度同じような仕事の繰り返しだと思うのです。

それに対して、海外調達は、ロケーションファクターであったり、ベンダーの質も数もたくさんあったりで、ひとつひとつの仕事が全然違ってくるのです。

そのなかで、共通する情報や知識を、もっと部内で共有化していきたいと考えています。

その上で水平展開した情報や知識を次のジョブにいかすような組織づくりというのをしていかないといけないと考えています。

(安部)
経営からの期待もあるのでしょうか?

(横大路)
調達というのは、調達金額を削減すればその分だけ、会社の利益に繫がると思うのです。

我々の使命として廉価調達、安価購買をどのように進めていくか、第1に考えないといけないと思っています。

そのひとつとして、国内調達よりも海外調達にシフトしてきていると思います。

確かに海外は、国内調達に比べるとリスクは、たくさんあります。
でもそこで止まっていては、今の状態から何も進まないことになると思います。

そういう意味で、リスクとコストのバランスを考えながらも、積極的に海外調達を進めていく、そういう姿勢でやっています。

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