オリンパス取締役専務 林 繁雄様インタビューその8|新しい組織を実現する為に必要なこととは?

オリンパス株式会社 取締役専務執行役員 製造部門長 林繁雄様にお話を伺いました。
日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

新しい組織を実現する為に必要なこととは?

(安部)
各事業に分散していた調達組織をまとめることの効果について、お話できる範囲で教えていただけますでしょうか。

(林)
例えば、量産品を調達するスキルは、当社ではカメラの映像事業に多くあります。一方で、医療事業には、様々な法規制に対応するノウハウがあります。

医療系はこれまで多種少量調達が中心だったのですが、最近は量産に近い調達も出てきており、その時に、カメラ事業に関わった人のスキルが役立つわけです。

それぞれのいいところがお互いにシナジーとして出せるという点で、非常に大きな効果が期待できます。

(安部)
なるほど。商品のつくり方が変わると求められるスキルも変わってくるということですね。

スキルマップを作成し、スキルを見える化していくことは、多くの会社で取組まれようとしていることだと認識しています。ただ、それを実現するまでの労力や工数をしっかりと投入し、地道な努力があって、それを実現されている貴社の実行力は本当に素晴らしいと思います。

(林)
最初は、やはり新しいことが提案されると、否定的な意見や、あまり協力的ではない意見も出てくるものです。ただし、当社の風土として、そこで諦めないということはあると思いますね。

これがいいと思った時に、諦めないで推進するリーダーとなる人材がいる。そういうことだと思います。

着手したのは2008年ですから、ここまでくるのに8年かかり、ようやく調達組織が変わることができました。あるべき姿を描いて、諦めずにそこに食らいついていく人材がいるということが大事だと思います。

(安部)
その人材をしっかりと育成され、我々も少しでもそこに貢献できている。CPPものづくり総合大会も含め、これからも引き続きご活用いただければ大変嬉しく思います。

本日はどうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

(林)
こちらこそよろしくお願いいたします。

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