工作機械関連技術者会議 企画委員長 インタビューその1

2021工作機械関連技術者会議 企画委員長の慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授の青山 英樹様に工作機械業界の動向、今回の本会議の聴き所をお伺いしました。日本能率協会の勝田・高士がインタビューいたします(以下 敬称略、役職当時)

慶應義塾大学 青山教授 インタビューその1 / パンデミック下における工作機械業界の現状とは?

(高士)
青山先生の現在の研究内容について教えてください。

(青山)
従来のCAD/CAM分野をより広い領域で定義した、デジタル・デザイン、デジタル・マニュファクチャリングです。デジタル・デザインでは、「感性」を取り込みながら設計・デザインシステムを開発しています。この点が特徴的で他にない要素だと言えますね。

デジタル・マニュファクチャリングでは、研究テーマの一つとして,複合加工機にCADデータを入れると全自動で加工できるシステムを開発していました。また、最近では、NCデータの品質を高めることにより加工面の精度や品位を向上させ、高速、高精度、高品位の加工ができるシステムを開発しています。また、フェムト秒レーザーの3次元CAMの開発、パウダー噴射型およびベットタイプの金属3Dプリンタのシステムの開発も行っています。

(高士)
今般のパンデミックでデジタル化、スマート工場、自動化が急速に加速したと言われる中、工作機械業界は活況傾向にありますか?

(青山)
ロボット系や中国の景気回復による限られた一部の分野、特異な企業は活況です。しかし全体的にはコロナ以前より下がっているようです。一方,半導体製造装置メーカーやそのサプライヤーでは,2019年から好調が続いているようですね。

(高士)
コロナによるサプライチェーンの問題も大きく影響しましたね。

(青山)
コロナの流行により、中国に依存するサプライチェーンが滞り、日本のものづくりが止まってしまう現象がみられました。これではいけないと経済産業省がサプライチェーンを変えよう、日本に戻そうという補助金事業を行いました。工作機械業界でも,この事業に関わっている会社も多いと思います。

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