新誠一先生インタビューその1|生産革新総合大会からものづくり総合大会へ:ものづくり15年の変化とは何か?

2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)にあたり行った、開催前インタビューです。

企画委員長の新誠一先生(電気通信大学)をご訪問しました。
日本能率協会の安部武一郎がインタビューします。(以下敬称略)

生産革新総合大会からものづくり総合大会へ:ものづくり15年の変化とは何か?

(安部)
今回 生産革新総合大会から、ものづくり総合大会に名称変更することになりました。

生産分野に加えて開発、調達などバリューチェーンの中で対象分野を広げ、その協働によって、ものづくりの革新を志向していきましょう、というメッセージが込められていますが、その背景についてはどのように捉えていらっしゃいますでしょうか?

(新)
一つは、ものづくり全般に求められている「時間・期間を短縮する」という要求です。

在庫を減らしつつ欠品が生じないようにしなければならない。ですから部門間で連携しないといかんのですよ。

それから、小型化という要求も非常に大きな変化の要因ですね。

装置の小型化にともなって、たとえば複数の加工工程を一つの工程としてしまう、それで生産能力をあげていく、など様々な変化が起きていますね。

(安部)
そうですね。

(新)
多機能機の時代に入り、一回機械を据えたら、そこで多くの工程を処理してしまう。一度チャックの中に放り込んだら、全部できちゃうようなイメージです。

それから、スピードだけじゃなくてグローバルなものづくり環境にもなってきた。

いま、国内市場だけでは規模として十分でないですからね、人口が減っているし。

市場はみんなグローバルになっている。スマートフォンのように世界中にデリバリーしなきゃいけない。

(安部)
確かに、その通りです。

(新)
POS(ポイントオブセールス)ですよ。

コンビニ業界などは面白いですよ、楽しみです。
コンビニで商品が売れたら、メーカーはそれにあわせて届けなきゃいけないわけだからね。

(安部)
お客さんに近いということで、商品企画のスピード感も、もちろんそうですが、ものづくりをして届ける側のスピードもどんどんどん早くなっていくんですね。

(新)
「生産はあくまで生産であって、月に一回作ればいい」というのは、昔懐かしい20世紀の考えだよね(笑)。

月次が週次になって、日次になって、時間ごとになって、ビックデータで瞬時になっていく。

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