花王インタビューその4|楽しさを武器にしたものづくりとは?

2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)の、開催前インタビューです。

楽しさを武器にしたものづくりとは?

(安部)
何か定式的なメソッドでヒトの才能の見出し方や見極め方を確認できれば、ものづくりの面白さについての意識づけやアドバイスも効率的にできるのでしょうか?

(大谷)
もちろん、失敗することもたくさんあるでしょうし、期待通りにできないこともあります。

期待値をうまく定量化できている事例があったら紹介していただきたいですね。(笑)

ただし、コーチングをご存知かと思います。私自身、この分野に関心を持って取り組んでいまして、専門家と人の育て方についてはよく話をしています。
コーチングの分野から、その人の強みを活かす方法はあると思っています。

(安部)
その人自身に気づいてもらう、というなことでしょうか?

(大谷)
そうですね。「気づき」が大切ですね。人材開発において、気づきを与えることには重きをおいています。

(安部)
自分で気づくと、「それぞれが一歩前に出る」といった姿勢にもつながりそうですね。

(大谷)
一般的に、生産の現場は縦社会だと思います。自己主張がなかなか言えない部分もあるでしょうし、見えないプレッシャーもあるかもしれません。

これはどんな企業体や組織体にもありうることですが、そこを改善したいです。せっかく一緒に働いてるんですから、楽しみながら自分が持つ発想を「物」につなげてほしい。

自分の成果を提供してお客様が喜ぶ。生活が豊かになる。企業は、そのための媒体だと思っています。

(安部)
イノベーションをテーマに、コーチングを織り交ぜながら気づきを喚起させる。とてもユニークなお取組みですね。「楽しさを武器にしたものづくり」でしょうか。笑

(大谷)
まさにそうだと思います。ですので、ものづくりの楽しさを教えてあげること、「発見」だとか「ものの見方」だとか、それを一緒になって面白がることが大切だと思っています。

(安部)
もしかすると、ものづくりの川上から川下まで、楽しく働きかけるような方も出てくるかもしれませんね。

(大谷)
冒頭に、商品開発〜生産までのサプライチェーンのお話をしましたが、一般にはその間に壁があることも多い。そして壁を越えていくことは、難しい。

でもね・・・「ほんとに越えていけないんですか?」って。

(安部)
「いったらいいじゃない」ということですか。(笑)

(大谷)
一歩あるいは半歩でもいいから前に踏み出すことが大切だと思います。

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