コマツ代表取締役会長 野路 國夫様インタビューその1|日本の企業経営者の課題、「ICT」とは?

コマツ代表取締役会長 野路 國夫様を訪問しました。
日本能率協会の中村正己がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

日本の企業経営者の課題、「ICT」とは?

(中村)
ものづくりの経営者に必要な認識についてお聞かせください。

(野路会長)
ICTがここ15年~20年で大きく進化しています。
このICTの進化によって、世の中がどんどん変わっていくという見方が必要だと思います。
従来言われてきたような新興国の台頭とか、日本の製造業の立ち位置が変わるといった話とは全く異なります。

かつて日本がアメリカに追いつき追い越せで成長し、今では新興国が日本に追いつき追い越すのではという話もありますが、それは昔風の考え方です。

ICTの進化というものを日本の経営者は真剣に受け止めなければいけません。

ひと口にICTといっても、その内容は例えばインターネット、GPS、ソフトウェアなら3次元CADやCAM、あるいはERP等、様々あります。
そしてひとつ重要な事は、ICT分野では欧米の企業が非常に力を持っているという事です。

(中村)
そうなのですね。

(野路会長)
また日本は技術で勝ってもビジネスで負けるというような論調も結構多いですよね。
それはある一面は正しいけれど、ある一面は正しくないと思います。

例えばiPhoneにしても、日本は世界に先行して一番先に携帯電話でインターネットが見られるようになりました。ここまではアイデアとしては先に進んでいましたが、オープンネットワークの技術でAppleに負けてしまっているのが現状だと思います。

つまり、iPhoneの例はビジネスモデルで負けたという人がいますが、私は技術で負けていると思います。

だから、個々のネットワーク技術とか、オープンプラットフォームとか、いろいろな言い方がありますが、そういう点をもっと真剣に考え、ICTがどんどん進化しているということを、経営者はよく理解しなければいけないということだと思います。

(聞き手:一般社団法人日本能率協会 理事長 中村 正己)

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緊急特別報告会
提言 ドイツ「Industrie4.0 」の実際と危機感

2015生産革新ドイツ視察団による、現地現物
実際の足を運んだ活動によって今、明かされる真実

日本能率協会では2015年7月5日(日)~11日(土)にかけて
「2015生産革新ドイツ視察団(団長:コマツ 代表取締役会長 野路國夫氏)
を派遣いたしました。

本報告会では、視察団で実際に体感した、現地現物の情報をもとに、
今まさにドイツで何が起きているかを報告する場をご用意しました。

さらに日本でもIoTの取組みを進めている企業の具体的事例も併せて皆様に紹介し、
日本における、これからのものづくりの方向性を示す機会とします。

【提言 ドイツ「Industrie4.0」の実際と危機感】
https://jma-column.com/industrie4-0/

■概要

名称:緊急特別報告会         
提言 ドイツ「Industrie4.0」の実際と危機感

会期:2015年9月29日(火) 13:00~17:30(予定)

会場:三田NNビルB1F三田NNホール (東京・港区)

料金:日本能率協会会員20,000円(税抜)
   会員外22,000円(税抜)

■このようなかたへ
  • IoTに関わる取組みに携わっている方
  • Industrie4.0とは何かを知りたい方
  • 国内外でのIoT取組み事例を聞きたい方
  • ドイツものづくりの現地現物の情報を聞きたい方

詳細はこちら▼
https://jma-column.com/industrie4-0/

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